NHKに取り上げられるポイント

前回は、「企業・商品情報を扱うNHKの番組」でしたね。
「企業・商品情報を扱う番組の一覧」などでした。


何がニュースバリューなのか



 メディアがネタを取り上げる場合、それなりのバリュー(価値)があるか、をまず考えます。では、ニュースバリューとは、なんでしょうか?

1.初めて・新しい
2.ナンバーワン
3.最大、最小……
4.オンリーワン、珍しい
5.トレンド・時流
6.ストーリー性(物語、秘話)
7.人物性
8.イベント関係

 ざっと、こんな感じでしょうか。
一般論であっても、PRを考えるとき、以上のことは、常に念頭において、プランを立てたいものですね。


NHKが重視するポイント 



さて、ではNHKが「バリュー」と考える点はあるのでしょうか?
また、それは、民放や他のメディアとの違いはあるのでしょうか?

先に答えを言うと、NHK独自の視点が存在し、それは民放とはかなり異なります。

具体的には、NHKは、<人間性・ストーリー性>に価値を見出します。

独特の企業観、とでもいいましょうか。
「ものづくり」であったり、「消費者目線の売る工夫」であったり、「環境・リサイクル」であったり。

イメージとしては、
<町工場のおやじさんが、頑張ってやってきて、世界的なシェアあるいは顧客を持つに至った>
などが典型的です。

ストーリー性は、人に寄り添うことで、作りやすくなります。
奇抜ではなく、オーソドックスですが、苦労話があったり、開発にまつわるこぼれ話があったりすればいいのです。


おくびょうさを逆手に取る



人間性・ストーリー性に次いで、価値を見出すのは、<安心感>です。

NHKはかなり臆病なメディアです。
なので、世間の評価、他媒体での露出があると、かえって喜びます。あまり古いネタはダメですが、数年前くらいなら、十分OKです。

また、<視聴者目線>を重視します。
視聴率ではありません。企業CMもないので、民放の「憲法」である視聴率は、たいした意味を持ちません。「売らんかな」という姿勢はその分嫌われるところがあります。 

むしろ、<批判恐怖症>があるので、同業他社の動向や業界動向などを気にして、公平な目を心がけようとします。

受信料との関係もあり、クレームが怖いのですね。
これを逆手にとりましょう。派手である必要はなく、地味で堅実なのが、かえって価値を持つのです。

競争があるとしたら、それはNHK内部での「番組間競争」です。
ある種、職人肌なので、予算が高くても良いものを作りたがります。品質を追い求める姿勢といってもいいでしょう。
 


(つづく)
posted by 伊藤雄一郎 | 日経を知ろう