NHKの好み、番組の制作手順

前回は、「NHKに取り上げられるポイント」でしたね。
「何がニュースバリューなのか」「NHKが重視するポイント」「おくびょうさを逆手に取る」などでした。



NHKが好むインタビューコメント



取材のVTRをみると、対象となったそれぞれの人が、さまざまなコメントを発しています。民放テレビの場合、他人と違ったことをいう、わかりやすい、笑いがとれる、などが好まれるコメントの共通点でしょうか。

<人間性・ストーリー性><消費者目線><安心感>を基準にするNHKだけに、好きなコメントというのも、独特です。

たとえば、
「一円安くすること、1グラム軽くすることを目指しました。
私たちは、そのために、積み重ねをしてきただけです」

「ヒット商品が出なかったのは見当ちがいの方向に向かってバットを振り回していたから、だと思います」

「義理人情では商品は売れません。必要としている人を探して、確実に売ることが大事です」

「嫌いな仕事でした。やりたくなかった、というのが本音です。
だからこそ、逆に、やる以上はこの業界一番を目指そうと思ったのです」


演歌、高校野球に近いセンス



いかがでしょうか?

歌でいえば、<演歌>
スポーツでいえば、<高校野球>

逆境にもめげずに、一生懸命がんばりました!
自分だけのためでなく、皆のことを考えました!

こんな感じがします。
そういえば、「朝の連続テレビ小説」「大河ドラマ」などにも、これらの要素が見られるような気がします。

あまり奇をてらったり、ウケを狙う必要のないことは、おわかりいただけるでしょう。ごくごくオーソドックスが好まれます。



番組内での企画決定までの流れ



では、ここで、どういう手順で番組が作られているのか、簡単に紹介します。

リサーチ(調査、下調べ)
 ↓
前取材(打診)
 ↓
企画会議
 ↓
構成表の作成
 ↓
実際の取材
 ↓
放送

さまざまな情報源からネタを吸い上げ、吟味します。これならどうかな、と思ったら、とりあえず簡単な取材をかけ、協力してもらえるかを確認。

 局内の会議で提案をだし、OKがでたら、具体的なプランを組み立てていきます。

その後、本格的なテレビクルーを連れての取材に出かけ、放送する、という段取りになります。

では、誰にアプローチすれば、ネタとして取り上げてもらえるのでしょうか?それは次回に。



(つづく)
posted by 伊藤雄一郎 | 日経を知ろう